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2025/07/30 08:23



特別な日のために選んだドレスワンピース。

「届いたらシワが…」
「アイロンでテカリが出たらどうしよう…」

そんな不安を解消するために、当店で取り扱っておりますポリエステル素材のドレスワンピースを美しく保つシワ取り方法をまとめました。


【 ポリエステル素材の基本 】


当店で取り扱うドレスの多くは、ポリエステル素材です。

「熱に強い」と思われがちですが、それは製造過程の話であり、高温アイロンや高温乾燥には注意が必要。
誤ったアイロンがけは、シワやテカリの原因になります。


【 よくある失敗例と対策 】


失敗例① アイロン跡によるシワ

アイロンは「熱や蒸気で繊維を柔らかくし、冷めるとその形で固定される」という仕組みです。
タテ・ヨコにまっすぐ動かさず、斜めに動かしたり余熱を取らないと、かえってシワが定着してしまいます。

— 対策 
・アイロンはタテ・ヨコ方向だけに動かす
・仕上げに余熱をしっかり冷ます


失敗例② 生地のテカリ

ポリエステルで最も多いトラブルが「テカリ」。
これは熱と圧力で繊維がつぶれ、表面が平らになって光沢が出てしまう現象で、1度なってしまったら復元ができません。

 対策 
・温度は低温
・当て布を使用し、摩擦を減らす
・一か所に長時間アイロンを当てない


【 効果的なシワ取り方法 】


① アイロンを使う場合

▶ 素材に合った低温設定

▶ アイロン台で平らに
凹凸のない状態でアイロンがけをすることで、シワを効率的に伸ばせます。

▶ 当て布を使い、テカリを防止
当て布は熱を分散させ、摩擦を軽減。テカリを防ぐための必須アイテムです。

▶ シワの方向に沿って軽く滑らせる
タテ・ヨコの一方向だけに動かすのがポイント。
斜めに動かすと新たなシワができやすくなります。

▶ スチーム機能を使う
全体のシワをより効果的に伸ばすためには、スチームを活用するのがおすすめです。


② アイロンを使わない場合

▶ 霧吹き+自然乾燥
シワが気になる部分に霧吹きで水を吹きかけ、手で軽く伸ばしてから、自然乾燥させる

▶ ドライヤー温風+冷風
シワ部分を濡らし、ドライヤーの温風を当てて乾かします。仕上げに冷風を当てると、シワが戻りにくくなります

▶ 浴室の蒸気
シワのあるワンピースをハンガーにかけ、お湯を張った浴室に吊るしておく

▶ シワ取りスプレー
シワ取りスプレーを吹きかけ、手で伸ばしてから乾かすと、シワが目立ちにくくなります。軽いシワには有効

▶ 旅行時は霧吹き+ドライヤー:応急処置に最適


【 ドレス到着後のケア 】


当店ではシワになりにくいよう丁寧に梱包していますが、畳んでの梱包となり、輸送時間も約1週間ほどかかります。
そのため、配送の過程でシワがつく場合があります。

 おすすめのケア 

・到着後はすぐに箱から出し、ハンガーに掛ける
・深いシワはバスルームで湿気を利用
・必要に応じて低温スチームアイロンで仕上げ